File No. CASE-01
報告ルート認証——仮説ごとの封筒を選び、証拠から導いた語で封を破れ。
BRIEFING
7月10日、ロジスティクス・ハーバー社の帳簿から、480万円相当の精密機器が消えた——紙のうえでは、架空の取引先への売上として。
倉庫写真、通話録音、契約書。それぞれが違う方向を指している。
正しい語で入室するたび、調査日誌に朱印が残る。
METHOD
封筒ごとに、証拠の見方が変わる。答えはどこにも書いていない。
フレームに焼かれた記号や数字。記号の扱いにだけ、迷いどころがある。
メモに並ぶ名と、録音の末尾。片方だけでは足りない。重なった気配を、どの側から拾うか。
社内は「事故」で収束したがる。根拠にされる契約条項を開き、条文に置かれた言葉を核にせよ。
夜の時刻は、ログにも声にも残っている。どちらを、どの形で持つか。
すでに開けた手がかりを、ひとつに重ねろ。別々では足りない扉がある。
早合点するな。写っているもの・聞こえるもの・書いてあるもののどれを核にするかは、仮説ごとに違う。
FIELD JOURNAL
朱印はまだゼロだ。最初の手がかりを照合しろ。
PERSONS OF INTEREST
HYPOTHESIS FILES