Makabe Detective Agency

真壁探偵事務所

机のうえに、閉じていないファイルがある。
消えたのは品か、数字か——答えは書いていない。
疑いのほうを、疑え。

「答えが一つに見えるときほど、別の答えを探せ。
机は、早合点した者のほうが多い。
真実は、すぐに名乗らない。」

—— 所長 真壁 誠

データと現場のあいだを、歩く

真壁探偵事務所は、企業・個人からの依頼を受け、データ解析・行動調査・内部不正の検証を行う。

表向きは整った報告書でも、裏では数字が笑うことがある。現場の記憶だけを信じれば、紙の嘘を見逃す。だから当所は、そのあいだを歩く。——裂け目に手を入れる仕事だ。

派手な名を売るつもりはない。必要な案件だけを受け、必要な言葉だけを残す。依頼人の名も、扉の位置も、口にしない。

所在は東京都内。細部は、必要な人間にだけ伝える。本サイトおよび関連コンテンツはフィクションである。

DIRECTOR
真壁 誠
FOUNDED
非公開
SCOPE
企業調査/不正/記録の検証

事務所が扱うもの

帳簿、通信、契約、出入りの記録。——人が残した痕跡は、いつも不完全だ。欠けた部分を想像で埋めるな。欠けのまま並べ、どれが嘘かを切れ。

当所の調査は、犯人を名指すためだけではない。組織が自分にかけた霧を、どの層まで剥がすかを見極めるためでもある。

調査の流儀

  1. 01
    原証拠を先に置く

    写真、録音、文書。ネットの声は参考にすぎない。机の端に置き、証拠に負けたら捨てる。

  2. 02
    仮説は捨てるために立てる

    一つの説明が心地よいほど、危険だ。矛盾が残る説明は、未練ごと下ろす。

  3. 03
    沈黙もまた証拠である

    書かれていない行、消された時刻、開かない扉。——ないものの形を読め。

  4. 04
    報告は判決の下書き

    言葉にした瞬間から、逃げ道は狭くなる。冷たく、正確に、書き留めよ。

試用の調査員へ

新任は、依頼人から預かったデータメディアの解析から始まる。机には、説明書より先に証拠が来る。答えは書かれていない。書かれているのは、矛盾のほうだ。

矛盾のない結論に至った者だけが、報告ポータルへ進め。途中で心地よくなった仮説は、所長が突き返す。

パスワードも、正解も、事務所からは渡さない。ここで測るのは、推理の速度ではない。——疑いの耐久だ。

CASE-01 — 消えた配送記録

物流会社から預かった案件。約480万円の不整合。帳簿には出荷と売上があり、現場には貨物の行方がある。同じ夜を、違う言葉で語っている。

研修用の封筒は、すでに机のうえにある。